7/7の昼
いつものように昼飯を食べてから徒歩3分の用水路におつまみを見に行った。
そしたらトンネルの中にいて、少し様子がおかしいなとは思った。
上をずっと向いてるかと思えば、翼が濡れるのも構わず身体全体を水に浸けたりしていた。
初めて見る様子に違和感はあったけど、単に暑くて水浴びしてるのかな、とも思った。
7/7の夕方
嫁さんから電話。
「おつまみが用水路で何かに引っかかって暴れている、小学生たちが用水路に入って助けようとしている」
現地に行くと5~6人の小学生。さすがに彼らが用水路に入っていくのはまずいのでそれを止めつつ、どこに連絡すべきか迷ったけど110したらおまわりさんが来てくれた。

脚が何かに引っかかってしまっているのか、暴れているけどそこから動けない。
おまわりさんがいろんなところに掛け合ってくれたけど、結局野生動物だからどこも来てはくれないとのこと。これはもう仕方ないのかなと思ってたら、おまわりさん自らおつまみを助けに行ってくれた。

すると、特に何かに引っかかっている・・・というわけでもなく水から引き上げられた。(何度も暴れたから引っかかっていたものは取れたのかもしれない)
そのあとも様子を見たけどとても弱々しくあまり動きたくないようで、引き上げられた場所にじっとしていた。
何が「正しい」のかはわからないけど、「子どもたちがまた集まってきちゃうので」と言って、すでに子どもたちはいなくなっていたのにも関わらず、本当にいろんなところにかけあってくれていたおまわりさんには感謝しきれない。
7/8の昼。
どうか元気になって同じ場所にいませんように、と祈りながら向かったけど、おつまみは昨日と同じ場所で羽を広げたまま全く動かなくなっていた。
おつまみはアオサギ。
家から徒歩3分の用水路にしょっちゅういるアオサギで、おつまみサイズの小魚をよく突っついて食ってたから、おつまみ。

「おつまみ」と(もちろん勝手に)名付けられたのが2024年5月。それ以降は確実に毎日のようにいて、下手するとそれより前の2023年11月からよく見ていた幼鳥のアオサギがそのまま成長した姿なのかもなあと思ってた。

思えば、前日の昼にトンネルの中で様子がおかしかった時点ですでに病気だったりしたのかもしれない。野生動物は本当にちょっとしたことで死んでしまう。
少なくとも1年以上は写真撮りまくってたわけだ。
間違いなく俺の推しで、会いに行けるアイドルだった。
俺は昼からずっと泣いている。

向こうではおつまみサイズじゃなくて、大きいのが食べられてるといいなあ。
あと、キレイな水のところで!


おやすみ。
そういうことかぁ
これが人間の行いに因るものでなければ…
いつぴん、元気だしてね!
おつまみ、沢山写真撮ってくれて感謝してるかもよ!